自分だけのサウンドを思いのままに
デジタルとアナログ、双方のエンジンは共通の「8ボイスのモーフィング・アーキテクチャー」と、同一のコントロール群で扱います。一度モジュレーションを設定すれば、あとはエンジンを切り替えるだけ。全く異なる2つの経路を通じて同一の「揺らぎ」を瞬時に比較でき、楽曲やトラックに最もフィットする質感を直感的に選び抜くことができます。
2つのエンジン、 統一操作
最先端のDSPが駆動するのは、ボイス数をシームレスにモーフィングできる可変コーラス・アーキテクチャー。ボイス数をスウィープさせても段階感(ステッピング)が生じることはなく、最後のボイスが滑らかにフェードイン・アウトします。SpeedとDepthでモジュレーションの基本形を作り、Shapeで波形(正弦波、三角波)を選択。Edgeでフィードバックと音色(カラー)を調整し、Stereo Modeで音像の配置をコントロールします。少ボイス数では輪郭のくっきりとした存在感のあるモジュレーションを生み出し、ボイス数を増やすにつれて境界線が心地よく溶け合い、高密度で包み込まれるような深いサウンド・ウォッシュへと変化します。
デジタル - クリーン、精緻、透明感
デジタルエンジンは、定評あるThorusコーラスをさらに磨き上げたもの。クリーンで精緻、その透明感で高い評価を得てきたサウンドが、新たにボイス数の無段階可変によって新境地に到達しました。各ボイスが1つの共有ディレイラインを補間位置で読み取ることで、クリスタルクリアで緻密なサウンドを提供します。クリーンとは真逆の質感を求めるときは、「Quality」パラメーターが威力を発揮。帯域制限付きのサンプリングレート・リデューサーとして機能し、要所となる音楽的なニュアンスを保ちつつ、ダウンサンプリング特有のローファイエッジを加えることができます。
アナログ - 温もり、彩り、躍動感
アナログエンジンは、Dimension DやJuno-6といった往年の名機ハードウェアに搭載されたBBD(バケット・ブリゲード)チップを忠実にエミュレートしたものです。クリーンさを追求したデジタルエンジンとは対照的に、Thorus XTのアナログエンジンはハードウェアならではの「オーガニックな不完全さ」をもたらします。エイリアシング、レゾナンス、ポンピング感を伴うコンプレッション、ヒスノイズ、ボイスごとのわずかな個体差 —— これらすべてを、拡張されたコントロール群で直観的に操ることが可能です。
アナログ回路の徹底解剖
オリジナルのハードウェアでの操作はノブ1〜2つに限られていましたが、Thorus XTはアナログ回路の内部構造そのものをすべて開放します。アナログ・モードでは、ケースの奥深くに閉ざされているパラメーター群がディスプレイ上にダイレクトに提示され、直観操作とアクセスを可能にします:

・Aliasing(エイリアシング)
BBDチップ周辺のハードウェア・フィルターを調整し、エイリアシングの質感を形成
・Stability(スタビリティ)
回路にオーガニックな生命感を宿す「不完全さ」をコントロール
・Compander(コンパンダー)
本来はノイズリダクション目的の装備ですが、結果としてアナログサウンドらしい質感を決定づけるコンプレッサー&エクスパンダー
・Quality(クオリティ)
アナログ・モードでは、各ボイスがスウィープするベース・クロックレートを設定。値を下げるとダークでザラついた、折り返しノイズ(フォールドバック)の効いた太いトーンへ。値を上げるとクリーンな質感へと変化します。
フルスペクトラムによるコーラスエフェクトの極み
コーラスは最も歴史あるエフェクトの1つであり、「革新的」と称されることは滅多にありません。しかし、Thorus XTはその概念を覆し、2つの方向へと同時に進化させました。モダンで透明感あふれるデジタルコーラスと、不完全さゆえの美学と温もりを宿したアナログ回路。その双方に、自分だけのサウンドを徹底的に追い求められる奥深いコントロールを凝縮しています。1つのプラグインに、2つの世界観。そして、その間に広がるすべてのサウンドグラデーションを、思いのままに。
仕様
ライセンス
1ライセンスにつき、PC/iLokキー混在可能な3デバイスアクティベーション
システム条件:
・1GBの空きディスク容量(Mac版インストーラ:271,1mo;Windows 64bit インストーラ:312,3mo)
・4GB RAMメモリ
・対応システム:
- macOS 10.14 Mojave ~ macOS 26 Tahoe
- Windows 10 ~ Windows 11 (64-bit)
・iLokアカウント(無料取得、USBキーは必須ではありません)
・インターネット接続環境(製品ダウンロードとライセンス発行と認証に必要、常時接続不要)
互換性
対応フォーマット:
Audio Units、VST3、AAX、スタンドアロン
検証済みホスト:
Digital Performer 8以降、Pro Tools 2019以降、Logic Pro X以降、Cubase 7以降、Nuendo 6以降、Ableton Live 8以降、Studio One 2以降、Garage Band 6、Maschine 1 & 2、Tracktion 4以降、Vienna Ensemble 5、Reaper 4以降、Sonar X3、Main Stage 3、FL Studio、Bitwig 1以降、Reason 9.5以降、MuLab 5.5以降, Ability 1以降