AUTO REVERBの特徴
AUTO REVERBは、代表的な3つのリバーブタイプを再現します。
PLATE
スタジオプレートリバーブ特有のわずかに金属的で明るいオーバートーンが特徴です。TONEおよびFILTERノブで明るさを調整できます。
SPRING
ギターアンプのスプリングリバーブの滴るようなサウンドを正確にシミュレートします。トーナルレスポンスはPLATEリバーブよりもさらに金属的です。
HALL
小さなリバーブチャンバーから無限に広がるホールまで、物理的な空間に入力信号を配置できます。高いDECAY設定ではシンセサイザーパッドのようなサウンドを実現します。
CONTROLS
DECAY
リバーブの長さを調整します。最大設定では無限に続くディケイを生成します。
TONE
入力ステージでリバーブエンジンのトーナルキャラクターを調整し、レゾネーターの物理的特性の変化をシミュレートします。TONEの調整やオートメーションは、アクティブなリバーブテールに影響を与えずに、すべての入力信号に適用されます。
FILTER
リバーブエンジンの出力信号を調整します。TONEノブとは対照的に、FILTERの調整やオートメーションは、すでに出力されているリバーブテールの周波数をブーストまたはシェービングします。
INFINITE DECAY AND SPREAD
INFINITE DECAY
ON/AUTOフットスイッチの両方を押し続けると、DECAYが無限のリバーブテールに一時的に延長されます。両方のフットスイッチを離すと、リバーブテールは現在設定されているDECAYの値に戻ります。
STEREO SPREAD
ステレオセットアップにおけるリバーブの幅を決定します。
・OFF - モノリバーブ
・50 - 中程度のステレオスプレッド
・100 - 完全なステレオスプレッド
AUTOシリーズについて
「音色は指に宿る」と言われますが、AUTOシリーズほどそれが顕著なものはありません。各ペダルには2つのモジュレーション・ソースが搭載されており、演奏に合わせてコントロールできます。
DYNAMICSは演奏の音量ニュアンスに追従し、ピッキング・スタイルや楽器のラウドネス、ディケイなどを捉えます。
PITCHは、ノートの選択だけでなく、ベンドやビブラートも検出し、付属のパッチ・ケーブルを使うことでこれらのモジュレーションを4つのエフェクト・ノブにルーティングし、パラメーターを動かすことができます。
通常、エフェクトコントロールは、プリセット、エクスプレッション・ペダル、MIDIコントロールなどによって行われますが、その機能以上のクリエイティブな変化は生まれません。しかし、AUTOシリーズは、楽器の演奏に集中しながらもエフェクトをオーケストレーションするという、全く新しい演奏方法を提供します。
スイートスポットを見つける
4つのメインノブそれぞれに対応する小さなモジュレーションノブ(attenuverter)を搭載し、各エフェクトノブに対してモジュレーションの量と方向を調整できます。これにより、入力レベルに合わせて値を+-任意の方向にモジュレーションすることが可能です。微妙なパラメータの変化から大胆なモジュレーションまで、自分だけのニュアンスを見つけてください。
モジュレーションを作り込む
ダイナミクス、ピッチノブ、専用のモードスイッチを使用してモジュレーションをカスタマイズ可能です。ダイナミクスのディケイタイムを調整したり、ピッチトラッキングにグライドを追加したり、プレイスタイルや欲しいモジュレーション効果に合わせてレスポンスのシェイプを調整できます。
両方のフットスイッチを押すことで、演奏した音のピッチを閾値として設定できます。たとえば、A3を閾値として設定すると、PITCHモジュレーションはA3を超える場合にのみアクティブになります。同じように、ダイナミクスも閾値を調整可能です。設定された値よりも入力が大きいときのみモジュレーションが発生します。シンプルな操作で思いのままに、ユニークなモジュレーションを作り込むことが可能です。
オートメーションの基本
各ペダルには、パフォーマンスの特定のパラメーターに基づいてオートメーション信号を生成する2つのオンボードオートメーションソースが搭載されています。
ダイナミクスエンジン: 楽器の音量、ピッキングの強度、全体的な演奏のダイナミクスに追従します
ピッチエンジン: ノートの選択や楽器の全体的な音色に追従します。
シンプルなパッチベイインターフェースを使用して、これらのオートメーションソースを4つの主要なエフェクトノブにルーティングすることができます。
各ペダルには、オートメーション信号の量と方向を決定する4つの対応する小さなノブ(アッテネーター)も搭載されています。
AUTOフットスイッチは、全オートメーションセクションを作動させ、標準的なエフェクトモードから事前にルーティングされたオートメーション設定にかんたんに切り替えることができます。オートメーションの成形のために、パッチベイのLEDライトで示されるダイナミクスとピッチのトラッキングエンジンの両方を正確にキャリブレーションすることができます。
さらに、ダイナミクスとピッチのノブ、およびオートメーションの両側に3つの異なるモードを持つ専用スイッチでオートメーションをカスタマイズすることが可能です。これにより、演奏スタイルや望むオートメーションエフェクトに合わせてレスポンスカーブを調整することができます。
この機能により、演奏のニュアンスによってリアルタイムでオーケストレーションされる、タッチに反応する幅広いエフェクトが得られます。
繊細で洗練された設定から、野心的な実験サウンドまで、AUTOシリーズは無限の可能性を提供するプラットフォームです。