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Manley Laboratories Massive Passive Stereo Tube EQ Mastering Version
【こちらの商品は受注生産品となります。マテリアル、コンポーネントの調達、供給不足により、納期を多めにいただいております。詳細は随時お問い合わせください。】
ステレオ・チューブ・EQ
Massive Passive Stereo Tube EQ は、サウンド、ルックス、そのすべてが荘厳なイコライザーです。
厳選された金属皮膜抵抗、フィルムコンデンサー、熟練工による手巻きのインダクターといった贅沢な仕様により、精密なサウンド補正から大胆かつ明白な音色の彩りまでを実現。
Manley Laboratories ならではのチューブステージによって、歯擦音を強調しない音楽的で自然なトレブルブーストと、よどみのない強烈な太さを与えてくれます - まるで増強された "パルテックEQ" のように!
製造元 : Manley Laboratories |
価格 : 1,265,000円(税込) |
ポイント : 12,650 |
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10,000円(税込み)以上のお買い物で送料無料
Massive Passive はパッシブ設計であり、真の意味での「パラメトリック」ではありません。パラメトリックEQのコントロールは相互作用することはありませんが、Massive Passive の "GAIN" と "BANDWIDTH" は(あえて)作用し合うようになっています。このため私たちは "GAIN" を一貫した1/2ステップ刻みのスイッチにすることはできませんでした - これは "BANDWIDTH" を変更した際に、そのステップサイズも変化するためです。
通常バージョンの Massive Passive では、ベルモードでバンド幅を時計回りに回しきった(最も狭くした)際、あるいはシェルビングモードでバンド幅を反時計回りに回しきった際にのみ、最大 20 dB ブーストまたはカットを行うことができます。
一方、マスタリングバージョンでは最大のブースト/カット量は 11 dB となります。逆の設定をした場合、ベルモードのバンド幅最大時のブースト/カット量は 6 dB で、最も狭いシェルビングモードのバンド幅では 12 dB になります。同じことが "BANDWIDTH" の設定にも言えます。つまり、このマスタリングバージョンでは目盛通りの確実なdB設定を期待してはいけません(これはバンド幅によって変化するためです)。ただし、いかなるステップ幅であろうと、これは16ステップ式スイッチになっているため、(記録を取ってさえいれば)設定の確実な再現が可能です。"FREQUENCY" 設定もステップ刻みになっており、シェルビングモードでは相互作用が起きます。
同じく注意すべき点として、Massive Passive は「パラレル設計」であり、従来の直列設計ではありません。このことは、各バンドが作用し合うことを意味しています。例えば、ある帯域を 20 dB ブーストし、別のバンドで同じ、あるいは近い周波数を選んでブーストを行った場合、その部分の音量はほんのわずかしか持ち上がりません。通常の「直列」仕様のEQで同じことを行った場合、その帯域は 40 dB ブーストされ、信号過多となります。つまり、バンドの周波数設定が作用し合うため、ステップサイズによる効果を予測するのは現実的ではありません - 良いサウンドのEQ処理が行えた時にパネルの状態を見てみると、もしかすると通常のEQでは見られないような設定になっている場合もあるかもしれません。
Massive Passive は他のどのEQとも異なり、EQを施した際のいわゆる「処理感」はあまりしません。つまり、5 ~ 6 dB 程度の設定においても、他のマスタリングEQより積極的に扱うことができるのです。思っている以上にイコライジングを施しても自然な結果を得ることができるので、熟練したエンジニアでさえも驚くほどです。開発初期の段階では11ポジションの Grayhill スイッチを導入し、1/2ステップにすることも考えられましたが、それでは最大で 5.5 dB しか得ることができません。前述の説明を思い出してください。この場合最小レンジが 1.5 dB となり、ステップサイズはおよそ 0.2 dB になります。なお、このマスタリング・バージョンでは、特別に設計された精密なステップ式ノブが採用されています。設定を完璧に再現することができるのが Massive Passive マスタリング・バージョンの特徴のひとつです。
マスタリング・バージョンのマスターゲイントリムは、11ポジション、1/2 dB ステップの Grayhill スイッチを使用し、-2.5〜+2.5 dB の範囲で正確に設定できます。これにより左右のレベルマッチングを精密に行うことが可能です。
また、マスタリング・バージョンでは言葉通り「マスタリング用」としてカスタマイズされたフィルターを装備しています。もし、電話音のようなドラスティックな効果を求める場合には、通常バージョンの Massive Passive をお勧めします。
ローパスフィルター
15 kHz、20 kHz、27 kHz、40 kHz (18 dB / octave)
52 kHz (30 dB / octave)
OFF
ハイパスフィルター
12、16、23、30、39 Hz (18 dB / octave)
OFF
通常バージョンかマスタリングバージョンかを決めかねている場合、まずは通常版の Massive Passive を実際のセッションでお試しになられることをお勧めします。なお、これまで経験したEQを想像しないでください。とくに Massive Passive をこれらの代替え品として考えるのは完全に間違っています。お試しいただければ、すぐにこの意味がお分かりになるでしょう。
MANLEY POWER® パワーサプライ
2020年1月より、Massive Passive には "MANLEY POWER" スイッチモード電源が組み込まれています。
MANLEY POWER パワーサプライは、Manley Laboratories、高電圧チューブ、そしてオーディオ用途に特化するため、Bruno Putzeys 率いる電源技術の世界的なエキスパートチームが手掛けた革新的な設計から誕生しました。Manley CORE で採用され、音響的にも優れていることが実証されているこのパワーサプライは、チューブを駆動させるための300VのDCレール、それらのチューブのヒーターへ電力を供給するための容量十分な6Vライン、そしてファンタム電源やその他のソリッドステート回路のためのいくつかの電圧レールを備えています。余裕のあるヘッドルームに高電圧は不可欠であり、それは音響性能にも大きく関わります。Massive Passive の素晴らしい音響性能は、この優れたパワーサプライから得られます。高周波ノイズを極めて低くした設計によって、すべての電源ラインがしっかりと安定し、低インピーダンスで効率的、しかも極めて静かです。もちろん、世界のあらゆる電圧/周波数に対応するユニバーサル仕様のため、Massive Passive をどこででも活用することができます。